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裏庭の鶏

映画と本と、時々舞台

『ある天文学者の恋文』 感想

 ロマンチックなお話だけどちょっとファンタジーすぎるかも。あんまり読んだことないですけど少女漫画みたいだと思いました。
 ストーリー自体は私の好みではなかったけどエド扮するジェレミーアイアンズがかっこいいおじさまだったから見て良かった(笑)

 以下、ネタバレ含む感想です。



 イタリア映画だと思ってたけど別にイタリアが舞台ではない……ですよね? というか別に舞台がどことか気にすることもないのですが。それにしても島や湖が美しいんです。

 エドとエイミーは年の差カップルです。教授と生徒。うん、少女漫画みたいだとなんとなく思ってしまう。
 あと娘さんはそれでいいのかってちょっと気になってしまった……のは野暮ですかね(笑)

 エドは愛するエイミーのためにエド自身を「永遠に生かす」システムを作りますが……。最初はなんでもお見通しのエドがかっこよかったのですが、そんな先までエイミーの行動を読めるっていうのもファンタジーすぎるかなあ、なんて思ったり。
 あんまり情報入れずに見たのでてっきりエドは人工知能でも作ってるのかと思ってたらそんなことはなかった(笑)

 それから、エイミーが抱える秘密。すでに亡くなったエドから励まされ勇気を与えられる…と表現してよいのか分かりませんが、エドの死を通して父親の死を乗り越える姿が印象的でした。「カミカゼ」をするエイミーはとても危うく、首を吊るエイミーはスタントとはいえエドが死に本当に死にたかったんじゃないかとさえ思います。
 個人的には母親との和解をもっと描いてほしかったのですが……母親のもとに行く=過去に向き合うということでしょうし。エドは本当にエイミーを愛していたというのがじわりと感じられます。まあちょっとストーカーっぽいと感じたのはここだけの話(笑)


 頭を空っぽにしながらでもロマンチックな話なので雰囲気楽しめます。

●スタッフ
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
製作:イザベラ・コクッツァ
   アルトゥーロ・パーリャ
撮影:ファビオ・ザマリオン
美術:マウリッツォ・サバティーニ

●キャスト
ジェレミー・アイアンズ
オルガ・キュリレンコ

●作品データ
原題:La corrispondenza
製作年:2016年
製作国:イタリア
配給:ギャガ
上映時間:122分